ブレーキが焼けた!?グランドハイエースと、フィット預かり2018年02月02日 22時50分

右フロントのブレーキから焼けた臭いがして煙が出たと
先日連絡を受けたグランドハイエース、本日お預かりして点検です
まずはブレーキ確認の前に、タイヤの上下を持って手前⇔奥に揺すると
ガタガタと動く状態・・・と言う事でこれも原因の1つになりますので
まずホイールベアリングのプリロード調整を行う為、ハブ分解

途中はグリスでベタベタの為写真を割愛いたしましたが
ダブルナットを緩めてアウターベアリングのグリス詰め直し
奥のナットを一度締め付けた後一旦緩めて、再度適度に締め付け
ロックプレートを曲げて緩み止め、外ナットを締め付けプレートでロック
再度タイヤを取り付けてガタが無くなったのを確認してからブレーキへ

症状からすると結構錆びているかと思われたディスクキャリパーも
これで煙が出る程の状態になったのは納得できず・・・
とは言え、ハブベアリングのがたもありましたので、相乗効果かも!

シリンダー洗浄しますと確かに強く歌っていた様な痕は有りましたけど
やはり固着してパッドが焼けるほどには見えませんね・・・(-ω-;)?

それでも今以上に動きを良くする事で、症状は抑えられるはずなので
キャリパーのインナーキットを準備して、交換作業開始です

インナーキットを組み付ける前の儀式・・・
ともかくシリンダーとピストンをピカピカに磨き上げる事が大切です!

錆びのある部分も削り取ってからホーニングで、キレイに仕上がります
シールキットやダストブーツにグリスを塗りピストンを組み付けて

ダストブーツをCリングで固定すればキャリパーのO/Hは完了
スライドピン部もグリスを入れ替えて、パッド接触部にもグリスアップ

ホイールが真っ直ぐ回り、全ての動きが良くなった状態で組み付け
ブレーキフルードをタンクに満たして、エアー抜きをしてタイヤ装着

その後30分程アチコチ走り回ってブレーキの状態や
熱の持ち方を確認ピストンの動きが良くなった分多少スポンジーですが
ブレーキからの熱がホイールに伝わる事も無く、左右前後とも温度含め
問題の無い状態ですので、これでお客様にお渡しして経過観察です!

本日は週またぎで、こちらのフィットお預かりして継続整備です
車体下部やエンジンルームの洗浄からスタートです

お客様からの御依頼は、引っかけて外れたバンパーの修理
随分浮いてしまいテープで補修されていましたので確認しますと

ボディー側に着くはずの手前のパーツがバンパーと共に外れ
ボディー側の取付け部が変形+曲がってしまっていましたので
塗装が剥がれない様、問題個所を叩いたり曲げたりして修正

完全に元通りとまではいきませんでしたが
殆ど見た目で問題が無いレベルにはなりましたので良かったです

オイル抜きつつタイヤ外してブレーキドラム外して各部点検

ブレーキは問題ありませんでしたが
エンジン側の部品で交換時期になっているモノがありましたので
そちらの部品を発注して、明日届きましたら作業させて頂きます!



◆当社MAP 携帯用QRコード◆