インテグラの依頼作業、スライドジョイントなど2024年06月29日 23時24分

昨日からお預かりして作業しているのがコチラのインテグラタイプR
お客様からの持ち込み部品で、ステアリングスライドジョイントや
オイルエレメントブロックへの、油温+油圧ユニット組み付けなど

ステアリングスライドジョイントは、EP3やDC5などの
ストラットにナックルが付いているN360以来の機構の悪癖で
ハードに使うとジョイント裏のベースが樹脂接続の為破損しやすいと
その部品を樹脂からアルミ削りだしのパーツに入れ替えるのですが

ストラットタワーバーや、下側の遮熱板、パフォーマンスロッドなど
邪魔になる部品が多く全て取り外して進めていきます
まずエアークリーナーケースを取り外して、このカシメ板を起こします

そしてタイロッド先端のジョイントを取り外す為遮熱板と…

その下側にあるパフォーマンスロッドを取り外し

タイロッドとストラットのナックルを切り離した後で

タイロッドの根元に合うサイズのクロウレンチを使いタイロッドを取り外し
続いてこの凸型のベースをカシメ板を外して緩め取り外してから
ラックブーツ片側のバンドを取り外して、その隙間からスライドジョイントを

摘出して、交換するアルミのジョイントを入れてから
逆工程で組み上げていきます…が、場所が奥なので本当に大変

スライドジョイントが収まったら、ラックブーツのバンドを取り付けて
凸部品を取り付けて締め付け、カシメ板を差し込んでから
タイロッドを左右組み付けて、締め付け板をカシメて行きます

続いてパフォーマンスロッドや遮熱版を取り付け
エアークリーナーボックスを元通りに組み付けてこちらは完了

続いてはオイルエレメントハウジングへ、油圧と油温の
センサーユニット取付用のブロック組み付け、位置決めも狭くて大変
その後トルクレンチで規定値で締め付け固定してから・・・

エキゾーストに近すぎな場所ですので、遮熱シート巻き巻きして保護

メーターはご自身で取り付けるとの事ですので
ユニットからのコネクターを此処に固定してお渡しします
全て完了してタイヤ装着してからアライメント(トーイン)調整して完了
試運転でも何となくステアリングが落ち着いた感ですので効果あるかな
オイルエレメント部分からの漏れがない事も確認して完了
これでお客様に納めさせて頂きます

オイルエレメントブロックの取り付けが色々狭すぎて
腕もボロボロ・・・色々な車両がありますから、アクセスやスペース
余裕があって楽なマシンだと嬉しいのですが(^▽^;)💦

エンストで積載車運搬なフィットの修理2024年06月20日 23時47分

本日は豊橋で不調になりそのままエンジン停止
全くかからない…と、保険会社のロードサービスで
積載車運搬されてきたGK型フィットの修理承りました!

なんとかエンジンはかかりましたが吹きあがりが悪く
アクセルを戻すと止まってしまうレベル、感覚としては
プラグが1本が点火していない感じですが…それとは違う別の不安が
排気ガスの香り、ガソリンエンジンなのに硫黄臭の様です…

まずお客様に間違えて経由入れていないか確認
こちらは大丈夫のようで、続き手は当たり前に診断機チェック
まともにエンジンかからなくて吹き上がらないのに異常としては無し

コイルの点検して点火状態も確認しましたが問題なし
プラグも長い間1本だけ点火していない感じではないので
排気臭や症状と照らし合わせて、ホンダ車…心配な箇所が1か所

再度診断機でデータ確認すると…ビンゴ
なんとか回転しているレベルのアイドリング状態で
EGRバルブという、排気ガスを再度吸気側に導入して燃焼温度を下げ
NOXを下げる機構…0.5mmオープン状態、これですわ!!

試しにサポート機能でEGRバルブを強制駆動してみましたら
テストでバルブが閉じ、エンジンの調子も元通りに

相当のカーボン汚れがあるのかと思って外してみたら
カーボンでのつまりで固着ではなく、何と水分による錆で引っ掛かりが!
水温の関係で、近距離使用の車両ですと殆ど作動しないバルブなので
たまたま遠距離使用された為に動く状態になったモノの閉じない…
そんな流れだった模様です、という事でバルブ交換します

新品のバルブ到着しましたので取り付けてエンジン始動
調子も良し! 現在は1日10-20キロほど使われているらしいので
今後は大丈夫だと思います、走行距離的には少し早いですが大事を取り

スパークリングもセットで交換させて頂いてから納車
これで大丈夫です、お待たせいたしました



シビックユーロタイプRの継続検査前整備2024年06月18日 23時21分

シビックユーロタイプRの継続検査前整備、洗浄スタート

まずはオイル量や漏れの確認や、エアークリーナーエレメント点検後
今回はエンジンからの異音があるとの事でいろいろ確認して行きます

回転部分と思われる異音ですが、ベルトを取り外し各プーリー回したり
ガタの確認をしますが、どうも気になる音は定番のテンショナーや
アイドラー、ウォーターポンプでは無さそうで・・・エアコンコンプレッサーの
ベアリングが唯一ガタと手で回した時に、近い音が出るためソレかも

大事を取り、アイドラーとテンショナー、そしてベルトの交換は致します
ウォーターポンプのプーリー錆が多いので、研磨ブラシで磨いてから

その後、新品のテンショナーを取り付けて

続いてアイドラーベアリングを装着、どちらも新品らしい回り心地

オルタネーターベルトも交換して組み付け、異音は変わらず…
やはりエアコンのプーリーボアリングがダメなようです、こちらはお客様に
連絡しましたら、中古車保証の範囲で対応できるかもとの事でした

続いて依頼されていた、フロントディスクパッドの交換です
摩耗カスが少ない、プロジェクトμのPSという製品

装着時スキルプレートは外して、ふんだ時のダイレクト感を出したいと
+パッドが良く見えるようにとの依頼でパッドを直接キャリアへ装着

その後は前後のブレーキブリーダーから、ブレーキフルードの交換と

この大きなアンダーカバーが邪魔をしてて
レリーズシリンダーへ辿り着けない為カバーを取り外して

下側からアクセスして、レリーズシリンダーのブリーダーから
クラッチ作動用のフルードを交換して、カバー装着し作業は完了です

ブレーキも、クラッチも、リザーバータンク内のフルードキレイになりました

タイヤ装着して接地後、トルクレンチで締め付けをして
ライト周りの点検後明日検査へ走らせていただきます

日産バネット、エンジンからの異音修理2024年05月24日 23時03分

マツダからOEM供給を受けている、日産バネットトラック
エンジンからのウィーンという異音の修理でお預かりです
まずは何処から音が出ているのかベルト外しながら確認ですが

レイアウト狭いので、工具の選択が大切です
まずは手前のベルトを取り外してエンジン始動…この時点で音が消えます
となると…関係しているのはエアコンコンプレッサーかパワステのポンプ
テンショナーのベアリングの3点ですが・・・

はい!、前側のベルトが外れた状態でプーリーを回しましたら
テンショナーベアリングから明らかに賑やかな音が…これですね
という事で、作業の邪魔になるファンも外してテンショナーを取り外し

急ぎ部品発注しましたら在庫有で…結構逝くのが多いのかな
次の便でベアリング到着、何にしてもデリバリー早くて良かったです
新品はしっとりと良い感じで回ります、やはりベアリングで間違いなし

逆の工程でテンショナーベアリングを組み付けて行きます
続いて外したついでに…と同じく発注していたエアコンパワステのベルトと

オルタネーターファンベルトも交換して、砂埃で摩耗したベルトリフレッシュ
相乗効果で音もさらに静かになりました、これでお客様に納車できます

ハイゼットトラックの継続検査前整備、キャンバス仕上げ2024年05月20日 23時19分

本日はお向かいにあるセレモニーホール様からのご依頼
ハイゼットトラックの継続検査前整備、洗浄してリフトへ移動です

前回からの走行距離も随分増えていますので
走行距離や経年で交換する部品チェックして、エアーエレメント交換

エンジンオイルや、オルタネータ―とエアコンコンプレッサーベルト交換

必要な部品をずらし交換後はベルトの張り具合を調整

前後ブレーキの点検確認です、リヤブレーキ側は問題なし

フロントブレーキはディスクパッドが少し心もとないので・・・

新しいブレーキパッドに交換して組み付け、キャリパー本体のスライドピン
ディスクパッドを支えるピンもキレイにしてグリスアップして組付けです

その後は前後のブレーキブリーダーから
ブレーキフルードの交換をして作業は完了です
ローテーションしたタイヤを装着してエアー調整と
接地後は規定トルクでナットを締め付けて、ワイパーブレードゴムの交換
ライト周りの点検をして明日検査に走らせて頂きます

検査合格して戻ったキャンバスの仕上げ作業と同時進行で

エアコンクリーンフィルター新品に交換

以前交換したアイドリングストップバッテリーはまだ100&を維持

車両診断機での最終チェックも問題なし、これで納車させて頂きます

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