エンジンとメンバーがドッキングした状態で
車両に組み付け出来ましたので、残りの作業を進めていきます
各バイパスホースやパイプの交換前に、錆びた部分をキレイに整えて
こちら以前からダイハツでサービスキャンペーンになっているパーツ
ヒーターのバイパスですが、元々が樹脂製で劣化破損が起きる為
金属製への変更になっているモノですが、そのままになっていたので
ダイハツ部品で取り寄せた対策の金属製のパイプに交換して行きます
こちらはアッパーホースから繋がる部分のバイパスパイプとホース
おそらく大元の漏れは先程のパイプとここで治るはずですが
各パーツを組み付け新しいバンドで固定して行きます
再使用出来そうなヒーターホースなどはそのまま使用させて頂きました
クラッチのオーバーホールだけでは、重いまま長期に使用した場合
完全には復活しないものが多く、原因はこちらのクラッチワイヤーで
重いままペダル操作していると、中のワイヤーがほつれて来ます
こちらのミラも、5本編みのワイヤー中2本が切れていました・・・
実はこのクラッチワイヤー交換が・・・ダイハツはアホか!!と言いたくなる
ギリギリの構造での交換になっておりまして、正直狭すぎてド手間です!
ヒーター本体を浮かしたり、調整ネジを真っ直ぐ隔壁口から通す必要が
上のファイネスの図のような状態にしないと、このナット全く通りません
せめてもう1mm隔壁に開いている穴が広ければ・・・と恨みつつ
なんとか無事にクラッチワイヤーを室内に抜く事が出来ました
入れる場合も大変です、同じ位置にナットを緩めた後隔壁を通して
その後固定用ブラケットをそこで止めるのですがこのネジも通し辛い;;;
それでも何とか形になりまして、クラッチのワイヤーのナットの位置で
遊びと踏み代調整を行い、クラッチを踏んでみます・・・これよコレコレ!!
預かった時と思うと当社比1/5程の踏力になり動きもスムーズです
ただまだ他の作業がありますのでエンジン始動できません
まずエンジン上部からのオイル漏れの修理ですが、VVTの蓋の元
このOリングが固くなりオイル漏れしますが今回はシールを塗って対応
その後蓋を組み付けシールが乾くまでの時間も有りますので
その間に、カムカバーのガスケットの交換です
カムカバー外した後のヘッド接触部はキレイにして組み付け準備
新しいガスケットに交換してから、ヘッドの接合部2か所に
シールパッキンを塗布して、カムカバーを装着しネジで固定します
そして11万キロで交換されていたタイミングベルト2回目の交換時期
短期に距離乗られているようで、状態はとても良いですが新品に交換
同時にウォーターポンプも確認いたしますがガタも無く問題無し
カムやクランクのオイルシールからもオイル漏れは無かったので
タイミングベルトとテンショナーのベアリングのみを交換して組み付け
続いて外してあったラジエターを元に戻す前に
アッパーとロアーのホースを交換してから、車両側に固定して行きます
中のオイル分が気になる為、パーツクリーナーで中もしっかり洗浄した
インタークーラーをエンジンに組み付けまして、同じく洗浄した・・・
エアークリーナーのボックスも車両側に装着して、ホースを繋ぎます
ブローバイや吹き返しのオイルでベタベタになっていた
エアークリーナーのエレメントも新品に交換、当社のL152と同じく
ブリッツのSUSパワーを使用させて頂きました、ロングライフ+高効率!!
前回交換から5年過ぎていたバッテリーはさすがに限界でしたので
新しいバッテリーに交換、充電制御車用ですので安心して使えます
割れている+ターミナルは、取りあえず再使用していますが
継続受験前には交換して、不具合が出ない様にしておかないとです
フロントのドライブシャフトや、リヤタイヤに動力を伝える
プロペラシャフトなどもしっかりと組み付けた後は
トランスミッションと、オイルが入っていなかったトランスファへ
PENNZOIL & ATSのギアオイルを使用して注入、そして冷却水を入れ
エンジン始動!!、音も心なしか静かになり、安定して回っております
冷却系統のエアー抜きを兼ねつつ、水温上がるまでしっかりと暖機
心配していた水漏れもし無くなりましたので、安心して次に進めます
明日からは数台3月の車検を進める為、その後継続整備に入ります
不安無く乗って頂けそうなので、また元気に走って頂けますね
色々と気持ちの焦る作業が多かったですが、気持ち落ち着ける為
3時にちょっと小休止で、今年最後かな…な、ぜんざいをば♪
750g入り袋の井村屋粒あんと焼き餅の組み合わせは
本当にハズレの無い味でホッとしますわ
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