ネイキッドの作業開始&キャンターの修理やミラの納車2015年07月23日 20時20分

先日お預かりしたネイキッドの作業開始です
現在の塗装状態・・・仕上げも気合入れてきれいにしないとですね

まず、一番問題なオイル漏れ部分、エンジン全体がベタベタなので
洗浄剤をかけてしばらく放置し、オイルが中和された頃高圧洗浄で

同時に通常時同様、車体下部やボディーもしっかりと洗浄後リフトへ

現在はカッコイイ本物のRSワタナベのホイールを装着されています
しかもナットまでちゃんとワタナベ専用と言う拘り、これ大切です
ただ車体からはみ出しととられそうな出ツラなので・・・(^^ゞ

漏れていたオイルがキレイになったエンジン
インタークーラーの取り外しをして、まず流れで作業できる部分から

スロットルボディー洗浄です、オイルキャッチタンクが装着されている為
バルブ付近へのベタベタ汚れはありませんが、吹き返しで汚れる
うっすらとしたカーボン汚れを、溶剤換えつつしっかり落としていきます

そんなこんなで、バルブも吸気ラインもキレイになりました!
ISCVバルブの汚れも取れて、アクセルオフ時の安定度もアップ!

さて、問題のシリンダーヘッドカバーガスケット交換です
しかしイグニッションコイルを外すと、プラグホールにもオイルが!!
しかも以前にも漏れ修理されたのか、ベンガラ色のシーラーがべたり

そんなシーラーも効果が無かったようで
イグニッションコイルもプラグもオイルに浸かった状態でした

エンジンオイルの交換状態も悪かったようで
シリンダーヘッド上部は汚れがこんな状態、ヘッドカバー裏も同様

元々はこの部分のプラグホールガスケットの交換が出来ない構造の
ダイハツのエンジンが悪いのですが、それにしてもこのシーラーは(^_^;)
と言う事で、シールする部分を変える為に、邪魔なシーラーこそげ落とし

パネル側から直接オイルが飛散してかからない様シーラーで埋めて
新しいカバーガスケットをセットして、エンジン側に再度装着です

エンジン側に装着するタイミングで、硬化したホールガスケットと
エンジン側ホールのパイプ上接触部に、シーラーを詰めて乾燥
これで止まればよいのですが、ダメならばこのアルミカバーASSYでの
交換が必要で20,000円近い出費が必要になりますし、止まってほしい!

その後、スパークプラグを新しい物に交換して装着いたしました
車両の状態含めていろいろ問題ありで、今後どのくらい乗られるのか
オイルの漏れも確実止まるのか含め、今後は様子見状態での使用
になりますので、取敢えず元のプラグと同じく通常のタイプを使用です

各部の部品やホースを戻す時、割れて役に立たなくなっていた物等は
新しいホースに交換して、ちゃんと仕事が出来るようにしておきました!

続いてブレーキですが、こちらは前後に動くたびにググーっと
異音が出ていたリヤブレーキ、タイヤ揺すった時にベアリングにガタが
見受けられたので、交換が必要かと思いグリスキャップを外してみると
何と・・・たまたま触ったナットが、割りピンが刺さっているのに動くって!?

元々ダイハツ車はプリロードと言う「予圧」をかける必要が
ありませんので、規定トルクで締め付けて割りピンを入れる為
本来は割りピンが無くても緩むことなどないはずの部分・・・これ一体^^;

おそらくリヤブレーキが異音が出たり、重くなる元凶はこれでしたね
ガタのせいで、ドラムがカクカクと動くために、内部を見てみると
ブレーキシューが斜めに削れてしまっていたり
奥の角部分には、シューが当たるはずがない箇所に擦れ痕まで・・・

ブレーキの漏れや固着はありませんでしたので、摺動部へグリス挿し
隙間の調整をして、ハブ取付けてナットをしっかり締め付ければOK!
ガタは無くなり、シュー表面も削っておきましたし異音も無くなる筈です

ディスクローターとパッドを持ち込みで交換依頼されていましたので
各部外していたフロントブレーキのネジが強烈に硬く、結局緩まずボキッ
いや、こんな箇所が折れるなんて初めてなんですけどどんな状態!?と

キャリパーを外したのがこちらの写真・・・
本来キャリパーが横方向自由にスライドするためのピンが
スライド部のホールに錆びつき、まったく動かない状態になってました

何とか外して中を研磨しようと思いましたが、焼いても冷やしても
潤滑剤使っても全く用をなさず、もはや交換しかないけど納期が・・・あ!
いつか12⇒13インチブレーキ化する時使おうと思っていた
当社のミラ用スペアパーツが全く同じ部品なので、こちらを使用します
写真左側が現車の物、隣のが当社スペア品、状態も抜群です!

ブレーキローターもセンターハブ部で錆がひどく
抜出し用のネジをゆっくりと左右に分けて押し込みますが
ネジ潰れそうな硬さでしたが何とか外す事が出来ました・・・安堵

センターハブの錆を研磨して削り落としてから
新しいディスクローターを装着させて頂きます、そしてパッドも・・・

あら・・・お預かりしたパッド、現車の物と形状が全く違います(^_^;)
お電話で状況連絡して、当社の方で用意できるものでOK頂き
上のオイルな理由もあり、まんま新品使うのも・・・でしたので

こちらもミラ用に用意してあった、9部山のパッドを使用して装着
無論当社推奨品のパッドですので効きも安心してお使い頂けます

その後は仕上げのブレーキフルード交換ですが
タンク内のフルードを抜いてみたら、もうなんですかこの色は~!!な状態
劣化は言うに及ばず、カスも随分出ていて2日くらい放置したお茶みたい

ブレーキライン内部のフルードが全部きれいになるまで
各シリンダーから順次抜き取りしていきまして、エアー抜き完了

マスターシリンダーのタンク内、下まで透き通りキレイになりました!
他の作業もあり本日はここまで…こんな感じで順次進めておりますので
S様、暫く代車でご迷惑おかけいたしますが、暫くお待ちください<(_ _)>

こちらは本日車検に走ったミラの仕上げ、ホイールキャップ取付けて
タイヤもキレイにいたしまして、本日納車させて頂きました
H様ありがとうございます、キレイにしたのに雨が近そうで残念です・・・

そして、部品が遅くなっていたキャンターのエアコン修理
交換させて頂いたのは、写真真ん中あたりにあるレシーバータンク上の
プレッシャースイッチです、ここが長年のスイッチ操作が原因か
いつの間にか異常作動してしまい、圧力は定圧なのに高圧と判断して
エアコンスイッチが入らなくなってしまうと言う流れが多いみたいです

当社でもそうなる主原因が分からず
スイッチの交換してどのくらい持つのかは少し心配ですが
変にスイッチング音が断続しないか含め、確認して頂きつつ
これで乗って頂きますので、H様どうかよろしくお願いいたします<(_ _)>

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