検査主任者法令研修と、S-MXの修理など2015年10月13日 22時12分

今日は「検査主任者講習」の為、豊橋の"アイプラザ"へ
コンサートも行われたりする、とても素敵な施設のですけれど

自分は収納式の椅子が用意され、会議室に変身している2階の一室で
自動車整備振興会&陸運事務所&検査登録事務所な、3か所3名の
各担当さんによる、それぞれの講習をお昼まで拝聴させて頂きます

FRPやカーボンボンネットを止めるボンピン等は
最近エアロタイプと言う平らな物でないと、突起物として扱われましたが
実は年式によっては旧タイプの物でも問題ないらしく、目から鱗・・・

H29年4月1日より、H21年以降に作られた乗用車には
突起物としての基準が適用らしいですね

検査員によっては全部ダメと言う扱いの方も居ますので
今後はこちらが、○年式のだからまだこれで大丈夫でしょ!と言わないと

帰社後はやっと部品が入ったS-MXの修理です、まず水を抜きまして

サーモスタットハウジング下から、ISCバルブへ伸びる
このウォーターホースが、ミッションと接触して漏れていたようです
実際ミッション上の接触部は、擦られたためか随分キレイに・・・

狭いのでちと手間でしたけど、無事取り外し完了
ホース底面のミッション接触部に、見事な亀裂が・・・アウト~!!

ただ、こうなった原因はホース自身ではなく
ホースの上にある、ディストリビューターと言う
スパークプラグに火花を配電したりする部品のOリングが劣化して
下側にオイル漏れして、それを浴びたゴムが膨潤し強度低下し
ブヨブヨな状態になり、冷却系の内圧に耐えられなくなったためです
新品と比較すると、ふやけて倍くらいになった太さが分かるかと・・・

このまま新しいホース付けても、短いスパンで再発しそうですので
新品のホースには、耐油の為のシールを張付けてから装着いたします

ホース装着後の状態はこちら・・・ホースのサイズが変わり
今迄接触していた部分も、完全に浮いた正常な状態になりました!!

その後は新しいLLCを注入して、エア拭き作業
2.3度繰り返して、水の量に変化が無くなれは完了です

水温も安定していますし、水の減少も収まりましたので
お客様に連絡ですが、次回車検受けられるのでしたら
ディストリビューターのOリングは交換決定です・・・

平成9年の車両ですので、今後も突発的な故障が出そうですから
お客様にも異音や水温、又当たり前のエンジンルーム内の点検は
ある程度日課にして頂かないといけない時期かもしれません・・・
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