ハイゼットトラックの継続整備でクラッチも!2018年01月09日 23時16分

本日は重要案件だったハスラーのオイル交換から
この後は無事お客様の元へ、今後もよろしくお願いいたします

継続整備でお預かりしたハイゼットトラック、シフトチェンジ時クラッチの
ペダルを踏む度、ジャイーン!と音が出る不具合依頼も同時修理です

室内含めて車体下部の洗浄後乾燥試乗を経てリフトへ移動

タイヤやドラム取り外して各部の確認後、懸念部の分解開始

トランスミッションを切り離してクラッチのオーバーホールです
バッテリーの-ターミナルを外してスターターやリンケージ切り離し
プロペラシャフトとフランジにマーキングをしてアースや各コネクターを
外してから、マウントを取り外してトランスミッションとエンジン切り離し

ペダルを踏むことで押されるベアリングが接触する、クラッチカバーの
爪部分の摩耗度が高く、ペダルに足を乗せている時間が長いのかなと

こちらが最も問題の、クラッチレリーズベアリングです
先端回転部、少し錆が見える光った部分がカバーと接触する部分

指で回すと中のグリスは枯れ、ジャー!ジャー!と音を立てています
そう、クラッチペダル踏んだ時の異音はここから出る音なんです

爪の先端摩耗が多いのでカバーも含めて、動力を伝達する為の
摩擦材が張り付けてあるクラッチディスクも、外周部摩耗が進んでます
問題のベアリング含めて、3点セットでの交換がセオリーなのはこの為

レバーのピボットやスリーブ、ディスクが動くスプライン部にグリスを塗り
新しいレリーズベアリングをセット、軸方向の動きの確認をしてから

続いてはクラッチディスクとクラッチカバーです
新しいディスクにはしっかりとした凹な溝が見えますね

トランスミッション側のシャフトがまっすぐ入る様に
SSTを使いまして、クラッチカバーとセンター合わせてディスクセットし
カバー外周のネジを対角線順に締め付けていき固定すればOK

後は逆の工程で、トランスミッションとエンジンをドッキング
外していたリンケージや各部電源やセンサーのコード、マウントを固定
トランスミッションからリヤタイヤに力を伝えるプロペラシャフトを
デファレンシャルフランジと外した時と同じ位置で固定すれば完了です

続いては一般の24か月点検個所の確認
エンジンの点検では、エアークリーナーをエアーブロー清掃です

続いて交換距離を超えていたスパークプラグを取り外します
左横のカバーを外しますと、イグニッションコイルが3つ見えますので
こちらを取り外して、プラグレンチでスパークプラグを取り外します

取り外したスパークプラグ、中心電極が斜めに焼損摩耗してますね

距離自体はあまり乗られない車両ですので
今回も前回同様に、通常タイプのスパークプラグを選択して取り付け

ブレーキはフロントディスクキャリパー、リヤドラムりホイルシリンダー共
問題はございませんでしたので、パッドやライニングの残厚計測して
グリスアップとリヤドラムの隙間調整をしてドラム取り付け

ブレーキペダルからの油圧を伝えている、ブレーキフルードの交換
吸湿性がありますので、必ず2年毎で交換が必要です

その後は錆びやすいアクスルやアーム類へ、腐食防止の塗装をして
前後でローテーションをしたタイヤを取り付け接地後、残り部分の作業

ライト周りの確認や、ウォッシャータンクへ減っていた水の補充
同じく減少していたラジエターのサブタンクに専用の不凍液を補充し
ライト周りの確認とボディーの磨き作業をして、明日検査に走ります!

年末納車させて頂いたハイゼットカーゴの成約記念品で
お客様が選択された自転車が届きましたので、遅ればせながら納品
Y様遅くなり申し訳ございませんでした、有効活用して下さいね(*^_^*)



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