MRワゴンの車検、リヤアブソーバが5年でオイル漏れ(汗)2012年02月29日 22時38分

本日は、N様よりMRワゴンの車検を承りました!
登録から5年、距離は6万キロちょっと・・・、3年目の車検で
タイヤの交換やリヤブレーキカップの交換を済ませています
丁寧に乗られている車です

その為リヤブレーキドラムを外して、ブレーキに漏れが無いかを確認
フルード交換のみをする予定ですが、リヤハブ一体型ドラムを外すのに
多くの軽乗用車の場合、ハブを固定するセンターのナットを緩めるのですが
ホンダやダイハツは緩み止めとして、割りビンやベータピンが使われ
交換するのはそのピンのみなのに対し、スズキの場合には
このナットの一部をシャフトに対してカシメる構造になっています

つまり同じナットを、規定トルクで締め付けますと
同じ箇所をカシメる事になってしまう為、緩み止めとして効果薄!
そこで多くの自動車屋さんは車検毎に左右のナットを入れ替え
違う箇所でカシメが出来るようにして、1回分の交換を省きます
前回の車検で、左右は入れ替えています

まぁ、これも1回しか場所をずらす事は出来ませんので
今回は仕方なく、新しいナットに交換でございます・・・
 
ブレーキの漏れは大丈夫でしたので、調整のみしまして
ドラムを取り付けて、ナットで固定、カシメてフルード交換です
スズキ車の無駄な部分ではありますね・・・

エンジンの冷却水(LLC)も交換いたします
 
元々この時代のスズキ車は車検毎交換が指定
前回は、WAKO'Sの"クーラントブースター"を添加
錆止めの効果を延長させ、LLCはそのまま使用しましたが
今回も添加して・・とはいきませんし、指定通り交換をさせて頂きました
最近は7年無交換とかが多いのですが・・・

車体の下部を見ていくと1箇所気になる部分が・・・
 
リヤサスペンションの、ショックアブソーバーと言うパーツですが
バネの往復する動きを、筒に入れられたオイルの減衰力で制限し
バネ揺れを1度で収めてくれる役割を担っているものでして
乗り心地や運動性能、ふら付き制御等とても大切な部品です
 
右側は問題なかったのですが・・・
5年6万5千キロなら、コレが本来の状態ですが

問題は、左側のショックアブソーバー
写真で湿っているのが分かると思いますが
ピストンロッドのシールから漏れたオイルが下まで垂れて
アブソーバー全体が、オイルで汚れています・・・
 
ただこの部品、スズキに確認いたしましたら
クレーム期間は3年・・・5年目のコチラはクレーム対象外と(汗)
交換した方が良いのは間違いないし、お客様の意向を聞く迄
明日の車検はしっかり洗浄して、受験に行って参ります・・・
普通に使っているだけでなぜ漏れる!(汗)
+ 昨日のネイキッドに続き
コチラも5年目でバッテリーも"要交換"の表示
合わせて確認しないといけませんね
 
PS:
ネイキッドはバッテリー交換に無事OKを頂きまして
交換して納車させて頂きました、I様ありがとうございました
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