登録7年目のダイハツMOVEお預かりです ― 2017年08月08日 22時22分
本日お預かりしたのは、登録から7年目のMOVEです
いつものように、車体下部&エンジンルームの洗浄からスタート
走行して異音や動きなどで異常がないかなど確認しつつ乾燥させて
その後リフトアップして下から車を点検しながら不良個所確認して
今迄のカルテと照らし合わせた経過部品の発注などを致します
エンジンオイル&オイルエレメントも指定距離超えていましたので交換
エンジンが吸入する空気をキレイにしているエアークリーナーは
使用距離的にまだ汚れも少なく、エアーブローデ清掃して組み付け
こちらが部品屋さんから届いた部品、スパークプラグ、ジョイントブーツ
リヤブレーキホイルシリンダーカップキット、エアコンフィルターなどです
まずプラグですが、以前1度交換歴がありますが
その時装着したのは15000km毎交換が必要な通常タイプでしたので
それから既に使用限度の距離を走られていましたので、交換作業です
やはりメンテナンス期間が短く摩耗したプラグを使う間が出てしまう為
今回は当社では定番となっています、NGK PREMIUM-RXを使用して
軽自動車でも10万キロ近い長期間にわたり、性能を出せる物に交換
ジョイントブーツはこちら、フロントサスペンションのロアーアーム先端
ロアーボールジョイントに水などが入らない様保護しているブーツに
深いヒビ割れが出来ています、この状態で後2年は持ちませんので
ジョイントが錆でガタが出無い様に、今回交換させて頂きます
まずナックルとロアーアームをSSTを使い切り離しまして
ボールジョイントを保護しているダストカバーを取り外します
中のグリスも7年間使われていますので、濁りが目立ちますね
まず古いグリスを拭き取りまして、内部のジョイントの状態を点検
錆びも無く、動きも緩すぎる事無くピロボールはしっかり仕事してます
ジョイント部とカバーの中に適量のグリスを詰めてから
ボールジョイントにダストブーツを装着して、ブーツ縁を下部に圧入
ダストブーツをジョイントにしっかりと隙間なく装着しましたら
次は切り離されているナックル部にジョイントを組み付けて行きます
ジョイント先端のネジをナットで固定して
先端部の穴に緩み防止のサークリップを装着して完了です
写真は片側分ですが、無論左右共に交換させて頂いています
走行距離も4万キロを超えましたので、今回はトランスミッションの
CVTフルードを交換させて頂きます、劣化すると伝達制限や冷却性能
その他の性能が落ちて来ます、オイルパンから古いフルード抜出し
左側が抜いたCVTフルード、右が新品のフルードですが
触感も臭いも変化しておりまので、新油でリフレッシュ出来ました
金属ベルトの伝達力も上手に制御できるようになりますので
燃費などにも効いてきます、因みにプリウスなどはモーター冷却効率
がかなりアップしますので、燃費も覿面に良い方に変化しますよ!
リヤブレーキは軽度ですが漏れが出始めていますので
シリンダーからピストンを抜き、カップキットの交換を行います
ピストンのゴム部品を、新しいカップとダストブーツに交換して
専用グリスを塗り、キレイにしたシリンダーにまた収めていきます
バックプレートの摺動面やピストンなどの接触面に専用グリスを塗り
摩擦材の表面に油脂など付着しない様に気を付けて、ブレーキシュー
を順番に組み付けて行きます、左右共に同じ作業をして隙間の調整
ドラムを取り付けて、オーバーホールの流れでエアーの入った
ブレーキライン内のエアー抜きとともに、古いブレーキフルードを
新しいブレーキフルードで押し出してキレイになるまで交換して完了
駐車されている場所の関係で、どうしても湿気が上がりますので
元々錆びやすい金属部の塗装も剥がれ、錆が目立って来てますから
今回の整備で、錆びの進行を遅らせるように
シャーシブラックで防錆塗装をしてからローテーションしたタイヤを装着
ワイパーブレードゴムの交換や無くなっていたウォッシャーの補充
燃焼室用の洗浄剤などを添加、エアコン用の室内に入る空気から
花粉や埃を取り除いてくれる、エアコンフィルターも交換して
ライト周りの確認をすれば、明日受験に走る準備は完了です
本日受験に走ったekワゴン、仕上げの診断機チェックをして
お客様に納車させて頂きます、F君今年もありがとうございました!
納入オイル業者様が下さったお中元のあられですが
初めて見ましたよコレ、しかも美味しい～!! ありがとうございました!!
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