ハイゼットトラックの作業と、飛び込みのアルトの変な症状2016年01月13日 22時28分

朝受験に走るキャリーの記録簿を書いていると
何を思ったのか、マイペースな神楽ちゃんが遊んで~と邪魔しに^^;

無事キャリーを送り出した後は、本日のハイゼットの作業開始です
基本的にはキレイな車両ですが、お仕事で使われている車ですから
車体下部や室内、エンジンルームなどもしっかりと洗浄して・・・

乾燥試乗後はリフトアップして、各部の確認です

定番部分も問題無し、エアークリーナーのエレメントも
結構詰まりが出て来ていましたが、エアーブローで十分キレイに
なりましたので、こちらはまだまだ使用可能ですね

ブレーキも前回の車検時にオーバーホールしておりますので
状態はとても良いままでしたから、グリスアップと隙間調整後に

定期交換なブレーキフルードの交換作業を行います

車体下部のアクスル部には、お仕事での酷使に備えて
防錆塗装を施しまして、タイヤを付けて接地いたします

ここで、飛び込みのお客様が・・・車両はスズキのアルトですが
お客様は、昨日出た時に田原の某店で補充したばかりとの事ですが
その時にはちゃんと量を合わせて入れてくれたらしいですけどが・・・
ATのオイルが1日で無くなるとの事で、しっかり暖機後、量を確認も
言われるように全くゲージに付きません・・・でも1日でこれって:(;゙゚''ω゚'')
本体には漏れた跡が殆ど無く、無くなってしまうとはこれいかに!?!?

量の確認で1点気になったのは、レベルゲージを抜くたびに
ピュッっとノズル口から音が出る事・・・、何じゃこの音はと気にしつつ
減った分のフルードを合わせても良いですかとお願いして
ATフルードを補給すると・・・その後レベルゲージ部からの音が消える!

って・・・ん、これどっかオートマチックの本体とどこか他の部分が
シャフト以外に繋がってるんじゃ?と、スズキに詳しい方に↑の症状と
ノズル部から出る変な音の件伝えて聞いた処、他所にも聞いてくれて
1点怪しい場所があるよとヒント頂きましたので確認、それがこの部分

元々は、エンジンの負圧(負荷によって変化する)に合わせて
シフトポイントを変える為の部品なのですが、中に入っている
ダイヤフラム(負圧や正圧を受けて動く横隔膜のようなゴムの膜)が
古くなって破れる事で、エンジンのマニホールドに繋がる負圧ホースに
本来遮断されている部分から破れた部分を抜けフルードが吸われると!

ホース外してみましたらビンゴ、本来出て来るはずのない部分から
ATFが流れ出て来ました・・・これが原因ならノズル口からの音も納得!!
フルード注入後、暫く排気から白煙モクモク出ませんでしたか!?と
お客様に聞くと、出とった出とった!!と、これで間違いないですね

要は、この部分の不具合で正規の量まで入れたATFが
エンジンの吸気から吸い込まれ、燃焼室で萌えて白煙がモクモク!
その後吸われ続けてATF液面が、ダイヤフラムの位置より下がると
今度はトランスミッション本体内のエアーを吸う為に、ノズル口から
ゲージ抜くたびに、ピュッっとす割れる音が出ていたというわけですね!!

すぐ部品が間に合いませんので、多少ドライバビリティは悪くなるも
どの道まともに作動していないので、ダイヤフラム側と吸気側ホースの
両側にメクラ栓をして、ATF量を合わせて作業は完了、機会が有れば
部品の交換しておいて下さいと伝えてお渡しさせて頂きましたが
スズキって・・・変な構造になってるのね、ダイハツじゃ考えられない^^;

昨日アレコレ頑張ったキャリーも、何とか継続合格して帰社
オイル管理が悪く常に減少しちゃってるだけあり、排気がギリでした!
タイヤなどもキレイに仕上げして、本日納車させて頂きました!!

色々って遅くなってしまいましたがハイゼットもボディーの磨き

キレイに仕上がった頃には外はもう真っ暗・・・(^_^;)
それでもこれで明日受験から帰社したら、タイヤや室内キレイにして
すぐ納車出来ますので、頑張った甲斐はあったかと( ^ω^ )ニコニコ


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