TOYOTA ZN6 86ハチロクのマウント交換2013年12月20日 22時08分

今日は来シーズンに向けて、86も操縦性を更にリニアにする為
モータースポーツ競技では定番の、各マウントの交換を行います

エンジンとトランスミッションデファレンシャルの
マウントを強化する事により、力の逃げ場が減りトラクションや
シフト操作などに良い影響が出ますが、振動なども増大されるので
一般的な使用をメインにする方にはお勧め出来ないメニューですが^^;

86は車体下部にフルカバーリングがされていますのでこれを取り外し

トランスミッション側は軽いファイバー素材のカバーですが
エンジン側は結構な厚みのアルミ(ジュラルミン?)が使用されています
これ軽くすれば、結構軽量化になりそうなんですけどね

エンジン搭載位置から少し持ち上げますので
邪魔になりそうなインテークパイプを取り外しておきます

エンジンハンガーを使って、エンジンが落ちない様に
少し上に釣り上げた状態で、この後の作業の為保持させておきます

ステアリングシャフト下のジョイントに合いマークを付けて
シャフト側とギヤボックス側との接続を切り離し、メンバーのネジを外し

ミッションジャッキで支えつつ、メンバーを下しながら
エンジンマウントの固定ネジを外して、隙間からマウントを取り出します

左が今回取り付けるRIGIDの強化ゴムエンジンマウント
右がノーマルマウント、形状を含めてゴム硬度も段違いです!

左右共にRIGIDのエンジンマウントを装着して
ネジを合わせながらメンバーを持ち上げて位置を合わせます

位置合わせが出来たら、そのままメンバーを持ち上げ固定
マウントのネジもしっかりと締めて、エンジン側のマウント交換は完了

続いてミッション後ろ側のマウントです
こちらもスグリ部分が殆ど無く、形状は随分違いますが
強化と言う点では、かなり期待が持てる製品になっています

取り付けネジを元に戻し、ミッションリヤ側も交換完了
これでエンジンやミッションの無駄な動きは相当抑えられますね

続いてはデファレンシャルのマウントですが
こちらは本来交換ではなく打ち替えが必要です
工賃が結構掛かるようになりますので、安く効果の高い方法で
前後のマウントを強化いたします、それがリジッドマウントと言う方法

元々付いているマウントをそのまま包み込むようにして
金属やウレタンの部品で、デフを固定してしまう形になります
フロントステーの上下サポートを取り外し、専用部品を取り付けます

中空になっている部分にさらされている分
固定ボルトには錆がかなり発生して真っ白くなっていましたので
ワイヤーブラシで錆を落として、カッパースプレーでボルトを保護して

専用部品でマウントをリジット化してしまいます、左右交換して完了

次はリヤ側、こちらは専用固定プレートを使用します
まずリヤマウントの固定ネジを3本取り外してから、プレートを準備
サスペンションメンバーにフランジナットでマウントプレートを固定して

メンバーに固定したマウントプレートを介して
デフのマウントボルトを取り付けデフマウント自体もリジッド化

完成後のエンジン始動から、強化されたマウントを通し
エンジンの振動がボディー全体にリニアに伝わってきます
アクセル開けると、エンジンの動きが抑えられ力強さが増してます!

その後の試乗ではリヤタイヤのトラクションも強くなり
今まで弱いマウントで逃げていた力が、ダイレクトに路面に伝わります
ミッションも動かなくなり、シフトの引っ掛かりが減るはずですし
後はこの動きに早く慣れてもらい、トラクションをうまく伝えつつ
タイムに結び付ける走りをしてもらうだけです、K君頑張って!!

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