2日かけてボンゴトラックの継続検査前整備です ― 2021年04月13日 23時44分
月曜日にお預かりしたボンゴトラックですが
色々あり火曜日迄作業となりましたのでまとめて
いつものように洗浄からスタートですが、お客様から始動の悪さと
シフトの硬さを依頼されましたので重視してみていきますと
シフトレバーリンケージ部に固まった泥が噛みこんでおり
バネで戻る筈の部分も定位置に戻らず止まってしまう程でしたので
まずはコチラをしっかりと洗浄しておきまして…
色々あり火曜日迄作業となりましたのでまとめて
いつものように洗浄からスタートですが、お客様から始動の悪さと
シフトの硬さを依頼されましたので重視してみていきますと
シフトレバーリンケージ部に固まった泥が噛みこんでおり
バネで戻る筈の部分も定位置に戻らず止まってしまう程でしたので
まずはコチラをしっかりと洗浄しておきまして…
リフトアップ後はリンク部に液体グリスを吹き付けながら
シフトレバーを何度も動かして馴染ませていきます
１度ではとても治らない程でしたので、何度かに分けて作業いたします
エンジンオイルも年に１度のサイクルで交換させて頂きます
サスペンションのジョイント部も塩水と泥で劣化したブーツがぱっくり
ブーツが切れて中に塩の混ざった水が入りガタも出始めてますので
今回はブーツではなく、ジョイントASSYで左右のアッパーとロアー
ボールジョイントを交換していきますが、こちらの入荷が火曜日で
結果的に作業が２日に渡った流れになりましたが
上下のジョイントを外してナックルと切り離していきます
塩水の影響で勘合がかなり硬く苦労して取り外したジョイント
中のグリスも変色しており、ボールジョイントもしっとり感が・・・です
届いたジョイントを組付けて行きます、アーム側とナックル側で固定し
しっかりと締め付けた後で、割ピンを使用して緩み止めをする作業を
左右上下計４つ、これで暫くは安心してお使い頂けると思います
各ジョイントの締め付けも再度確認、足回りもカッチリしますね
ブレーキは前後とも問題ございませんでしたので
こちらはいつものメンテナンスをして、グリス詰めつつ組付けて行きます
クラッチもマスター+レリーズ共に、固着も漏れもなく良い状態ですので
仕上げの、前後シリンダーからのブレーキフルード交換と
クラッチレリーズシリンダーのブリーダーからは
クラッチの作動油圧用フルード(ブレーキと同じもの)を交換して完了
車体下部に防錆の為のシャーシブラック塗装をして
エアー調整したタイヤを装着して接地後しっかり詰め付けます
スペアタイヤがバーストしており、現状は役には立ちませんが
以前もお伝えしたままその状態でしたので、今回も同じく
バーストしたままのタイヤをハンガーに装着させて頂きましたので
パンクには十分お気をつけて下さいね、シフトも何度か給油して
結構改善してきましたので、まずこれで検査に走らせて頂きます
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