フィットの継続検査前ブレーキ整備とミラの作業2020年10月13日 23時37分

本日はマツダのデミオがオイル交換でご来店され作業開始
前回から当店でオイル交換依頼して下さり、今回はオイルのみ交換
PENNZOIL MG5W-20を使用させて頂き、7000km毎交換です

そして継続検査整備でお預かりしたのはホンダのフィットです
リヤブレーキから異音が出始めご来店、丁度時期だったため
そのまま預からせて頂きました、原因は右リヤパッド早期摩耗による
パッドセンサーの異音で、キャリパーのO/Hをご提案させて頂きました

洗浄してリフトへセットしてエンジン回りの点検
エアークリーナーのエレメントはブリッツ製、今回交換時期です

まずは問題は出ていなかったフロントキャリパーですが
分解してみれば上部に腐食、シール部には固着物質が・・・洗浄後

まず腐食を削り、内部をしっかりとホーニングで磨き上げ

ピストンシールとブーツの入る溝をキレイに仕上げさせて頂きまして

メッキの弱いスズキ車同様、ホンダもピストンは交換して組付けます

まず専用グリスを塗り、ピストンシールを組み付けて
その後ピストンとブーツにグリスを塗りここ迄組みつけた状態で
上矢印の溝に、ブーツのこの部分をはめてからピストンを指で軽く
押し込んでいきます(問題がなければスっと奥に入っていきます)

ディスクパッドの清掃とキャリア接触部にグリスアップをして
キットに付いてくるグリスとブーツでスライドピンをキレイに組付け
その後キャリパーを装着、スライドピンに固定して完了です

続いて、問題のリヤブレーキキャリパーのオーバーホールです
右側ピストンの戻りが悪くパッドの早期摩耗に至った模様です

左の5mm残りに対して、右は1mm切る状態・・・
お客様がセンサーの金属音に気が付かれて良かったです

まずピストンを左にねじりながらピストンを抜き取り
ブーツとピストンシールを外していきます

続いてネジ部にSSTを装着してバネを固定し
奥のスナップリングを外しアジャスター部を取り外し
続いてパーキングレバーと繋がるフリーピストンとロッドを抜き
その後パーキングレバーを抜いて中を空っぽに致します

この状態でキャリパーの洗浄とホーニングをして内部を仕上げ

フリーピストン下のOリングと、アジャスター下のカップシールを交換

まず全てのパーツにグリスを塗りリングシールを介し
パーキングレバーを組み付け、パーキングロッドを装着してから
奥の2つ溝に合わせて、フリーピストンの凸部を合わせ組み入れ

続いてピストン押出量を調整するアジャスターパーツを
フリーピストンの凹に合わせて組付け、スナップリングで固定後
アジャスターのスプリングを押さえている、SSTネジを取り外して

グリスを塗ったピストンシールを組み付けて
更にシリンダー内部にもグリスアップ後、フロント用と同じ工程で
こちらの新品ピストンにダストブーツを組み付け後、ピストン上凹に
SSTを合わせ、右に回しながらシリンダーへ納めていきます

パッドの凸部に合わせて✙の位置を合わせてピストンを回して調整
明日パッドが届きましたら、ブレーキの組付けを進めていきます

検査から戻ったミラの仕上げ作業、残りのクリーンアップを進め

さすがにこれを再使用するのは…な状態の
エアコンクリーンフィルターを、抗菌タイプの新品に交換

バッテリー等のチェックして、お客様に納車させて頂きます



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