オイル交換に、フロントブレーキ固着のアクティ修理2018年04月26日 23時02分

本日はオイル交換でご来店のパッソからスタート
今回はエンジンオイルとエレメントをセットで交換いたします

エレメントは内部のフィルターのみ交換するタイプ
ハウジングを外してフィルターを交換、Oリングも交換して組み付け

こちらのパッソには、SpeedHeart系のQ'sLubricantsを使用しております
1L/1000円な価格ですが、その中から燃費に効くように、粘度0W-20な
オイル注入させて頂きましたが、こちらは5000km毎で交換が必要です

続いては、異臭がしたとご来店のアクティトラックご来店
オイルや水漏れが排気系に付いて出る臭いではなく
この香りは・・・試しにホイールに触ってみるとフロント右のホイールが
左と比べて異常に熱い、これはやはり・・キャリパーの固着が怪しい

リフトアップしてタイヤを回してみますと、やはり右が重い・・・
と言う事で、タイヤを外してブレーキのオーバーホール

左右のキャリパーシリンダーを外して、ブレーキパッドの動きを確認
こちらは問題ありませんので、キャリパーシリンダーO/H決定

とは言え定番の固着程酷くはなく、ピストンは重いなりに抜けましたし
シリンダー側もダストブーツの破れは無く、自然発生の錆付き位ですが
この走行距離で10年持たずに固着するなんて・・・ホンダ車早すぎ;;;

ピストンもパッと見た目キレイで、再使用出来るかなと
磨き込んでみましたが・・・やはり虫食いが出始めており、部品発注

シリンダー内側も上部にまとまって錆が発生していますので
こちらをまずメインに錆落とししてからホーニングに入ります

ピックツールや真鍮ブラシなどを使い、根深い目立つ錆を落としまして

ホーニングブラシをドリルの先端に装着して、内面の磨き作業

ここまでの状態になれば大丈夫です
溝などに残った汚れをクリーナーでしっかりと落として部品待ち

ホンダ車はブレーキ固着するとピストンがほぼダメなので
部品屋さんも良く分かっており、在庫してくれていますので無事入荷
シールキットと共に、専用のラバーグリスを使い組み付け開始です

組みつけ写真割愛してしまいましたが、
グリスを溝にも詰めて防湿しつつ指でピストンを押し込み
ブーツを一緒に組み付けながらシリンダーに組み収めていきます

スライドピンへのグリスアップやパッド接触面へのグリスアップ後
キャリパーシリンダーを組み付けて、ユニオン部ガスケットを交換して
パンジョウボルトでブレーキホースを装着、左右とも組付けたら

ブレーキフルードの交換・・・と言いますか
ライン内のエアー抜きをして、作業は完了です
オーバーホール後は少しブレーキペダル踏んだ感じが緩くなりますが
ピストンとシールが落ち着くと馴染んできますので、これで大丈夫です

タイヤ取り付けて回しても、もうスルスルと回りますので
車も軽くなりますね、夕方お客様に納車して完了です

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