タウンエースのクラッチ・・・錆でかなり苦戦中!!2017年11月07日 22時19分

26年目に初めて取り外すトランスミッション・・・もう、かなりの苦戦!!
位置決めのノックピンが錆で固着しており、いつもの程度にコジても
ミッションがエンジンから離れません、隙間もないので薄刃クサビ使い
少しずつ隙間を作りながら作業・・・これだけでどれだけ時間掛かったか

かなりの苦労を経てやっと外れたトランスミッション
中のクラッチカバーの錆び具合が・・・凄すぎますし、ピンの錆も!!
クラッチカバー取り外したら、各所のピンも全部きれいにしないと大変

カバーのネジ緩めてもバネの力を凌駕する固着具合で
ネジが全部外れた状態でもカバーがフライホイールから浮きません^^;
こちらもクサビ打ち込みながら少しずつカバーを浮かしていきまして
なんとか取り外し取り外したら、本来はフライホイール側に残るピンが!!

クラッチディスク自体の摩耗はまだ大丈夫なんですが
やはり錆の状態が問題なのか、クラッチペダルがギコギコと
スムーズに動かずとても重たい状態ですので、間違いなく改善しそう

クラッチのレリーズベアリングもゴリゴリ+スライドする軸も錆が乗り
レリーズベアリングも引っかかりながら動く状態なので洗浄開始

半分以上は汚れではなく錆からの付着物なので
キレイには取れないでしょうけど、まず洗浄液を使い汚れを浮かし
高圧洗浄機で内部を洗浄し、エアーブローで乾燥させた後に

ワイヤーブラシを取り付けたドリルを使い錆と付着物を
使用上問題ない所のまで落としていきます、レリーズベアリングが動く
軸の部分は特にキレイになるまでサンドペーパーなどを使いまして
数度に分けて傷が残らないよう、キレイに仕上げていきます

新しく装着するクラッチディスクを、グリス塗ったスプラインに通して
前後の動きに段付きが無いか、スルスルと動くか確認してから

外側のスリーブに、スライド部と接触部に専用のクラッチグリス塗った
レリーズフォークとベアリングをセット、前後の動きも問題無しです

カバーにくっ付いて来た位置決めのピンも元通りフライホイールに装着
ディスクとカバーを取り付ける前にピンの錆をしっかり削り落とします

位置決めのピンに合わせてディスクと共にカバーを装着
センター出しの治具を使い位置を合わせて、ボルトで締め付けです

先日バッテリー交換の御依頼頂いた日産モコ
お客様が使いたいバッテリーのR規格端子の物が在庫切れでしたので
今日あらためてご来店下さっていただきバッテリー交換作業です

室内のOBD端子コネクターにバックアップ電源を繋ぎ
3年/8万キロ保証の充電制御車対応バッテリーに交換完了
スターターの回転も元気になりまして、お客様にお渡しです!!



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