ハイゼットカーゴお預かりで継続整備です2017年09月13日 22時45分

継続整備でお預かりさせて頂いたハイゼットカーゴ
下廻りやエンジンルーム、フロアなどを洗浄させて頂き工場へ

新車登録から10年、ガスが減ってエアコンが殆ど効かず・・・
200g1缶ほどチャージしましたら丁度良い感じ、効きもOKです

エアークリーナーはエアーブロー清掃で大丈夫
裏⇒表の表面⇒裏と、エアーを繰り返し当てて埃を除去します

お客様から依頼されていたエンジンオイルとエレメントの交換
確かに長期に交換されていないようで、PENNZOILの5W-30を使用

ファンベルト類の交換も依頼されていますので
アンダーカバー取り外したついでに、オイルエレメント交換の時
オイルがかかる箇所に砂とオイルの付着物が溜っていたので洗浄

ラジエターのサブタンク、レベルゲージに冷却水が付きません
自然減少するレベルより多くなくなっている気が・・・まずLLC補充

漏れている箇所はこちらですね、ウォーターポンプのハウジング
ただ濡れているわけではなく、結晶化していますので程度は少なめ
タイミングベルトの交換をするタイミングでポンプ交換がおススメですが
それまでは、サブタンク内の量を確認しつつ補充して頂くのが吉ですね

ベルトはお客様が言われました様に、異音も出ておりますし
表面にひび割れが目立つ様になってきていますので確かに交換時期

オルタネーター・エアコンコンプレッサー・パワステなどのプーリーに
新しいベルトをセットして順番に張り具合の調整をしていきます
ダイハツ系は初期伸びのタイミングが掴みづらい為、又異音が出たら
ご来店頂ければ張り直しさせて頂きますので、お願いいたします

お客様が心配されていたロアーボールジョイントや
タイロッドのブーツ類は、まだまだ問題ございませんのでご安心を

フロントブレーキは固着なく状態良し
リヤブレーキは・・・オーバーホールさせて頂きます(^_^;)

ピストンの表面をキレイにしつつ、ピストンカップの交換をして

ホイルシリンダーの中の付着物や汚れは
ホーニングブラシを使い汚れを取ってからピストンの組み付け

スルスルと引っ掛かりや固着が無くなったピストンは気持ち良いです
バックプレートの接触部をキレイにし、グリスアップしてシュー組み付け

シューの組み付け時に油脂類が付着しないよう気を付けつつ
左右共にブレーキシューを組んで、ブレーキドラムを取り付けましたら

フロントディスクキャリパーとリヤドラムホイルシリンダーから
古いブレーキフルードを押し出して交換しつつ、ライン内のエアー抜き

注射されている場所の関係か、アクスル部の溶接接続部には錆が・・・

少しでも錆の進行を遅らせられるように、防錆塗料をスプレーして保護

ワイパーブレードゴムの交換や、ライト周りの確認をして
艶と色が退色しはじめているボディーの磨き作業開始です

この時代のハイゼットは塗面が薄い為、コンパウンドとポリッシャーで
磨き過ぎて塗面が無くなったりしない程度に磨き込み艶出しをします

おおよその艶出しが完了いたしましたら
艶の出たボディーの塗面をコート剤で保護して作業完了です

OBD診断機を接続しての故障コードの確認と
エンジンのライブデーターなども診て、最終確認を致します

点火時期なども今は診断機で確認する必要がありますがOK
アイドリング回転を司っているISCバルブの開度学習値も問題無し
O2センサーのフィードバック空燃比もしっかり制御されています

これですべての作業は完了、明日継続検査に走ってから
残りのクリーンアップ作業後、お客様の元へ納車させて頂きますね!

本日継続検査に走ったキャリートラックも、残りのクリーンアップ完了
診断機での最終確認も問題無し、夕方お客様の御自宅へ納車です
K様この度はありがとうございました、オイル漏れももう大丈夫ですが
草の多い場所を走られますと、また漏れが出るかもですのでご注意を



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