ホンダZESTの車検と、ミニキャブの加速不良修理2013年05月07日 22時46分

車検に入庫頂いた、ホンダのゼスト
お客様からのご依頼事項は、タイヤの交換位ですが
2年に1度の点検ですし、無論各部チェックさせて頂きます

こちらはエンジンの中に入る空気のゴミを取り
フレッシュな空気にするフィルターエレメントですが
距離の割には随分汚れていましたので、今回交換させて頂きました

エアークリーナーのケースを外すと
スロットルバルブも確認出来ますので、MV201を使って確認

汚れている部分確認しては洗浄を繰り返し
前回の車検以降、2年間の汚れをキレイに落としていきます

今回はブレーキもオーバーホール時期
ブレーキのピストンカップを交換させて頂きました

バックプレートとブレーキシューの摺動部も専用グリスを塗り
外した部品を元通りに組んだ後は、ブレーキの隙間調整をして完了

その後は分解してライン内にエアーが入っている為
ブレーキフルードの交換をしながら、エアー抜きを行い完成です

依頼されていたタイヤは、確かにひび割れがかなり進んでいました

新しいタイヤは、現在定番となっているエコタイヤ
今回はブリジストンのエコピアEX10を使用させて頂きました

テスターで注意ゾーンに入って来ていたバッテリー
お客様に提案して、交換させて頂く事になりましたので
近距離での使用にも安心なハイパワーバッテリー、caosを使用です
その後はボディー各部の細かい傷をポリッシャー磨き
明日帰社後には届いているはずの、タッチアップペイントで
磨いた位では消せない傷等のレタッチをした後でコート剤仕上げです

PS : S様へ
タイヤの空気圧が全体に随分下がっておりましたので
オイル交換される時に、忘れずエアー確認してくださいね<(_ _)>

                     ◆

本日はもう一台、当社の管理車両ではないのですが
連休前にSOSを受けて、加速不良で預かったミニキャブの
問題だった部品が届きましたので、交換作業をさせて頂きました

加速不良の原因は、プラグホール内に入り込んだ大量のオイルが
プラグの火花伝達を阻害し、イグニッションコイルなどを侵食した為で
根本的に悪い部品は、プラグホールガスケットと言うシールです

カバーを取り外す為、イグニッションコイルなどを取り外します
イグニッションコイルの先端に装着されているゴム部品は
オイルに浸食されて、ゴム自体がフニャフニャになってしまってます

しかも、こちらの車は毎年3万㌔程乗られているようですが
装着されていたプラグは、1.5万㌔~2万㌔で定期交換が必要な
通常タイプのプラグ・・・使用限度を超えた電極は既に摩耗過多!

こちらがプラグホール内にオイルが流入するのを防ぐ
プラグホールガスケットですが、ゴム製・・・だったものが
外した物は硬化が進み、プラスチック並の硬さになっていた為
シールとしての役割が出来なくなって、こんな事になっていました

エンジンオイルの交換は丁寧にされており、
内部はこんなにキレイでしたので、経年or熱硬化なのかなと

ガスケット交換と同時に、プラグも交換いたしますが
今回はこれから10万㌔近く使って頂ける、長寿命タイプに交換

ゴム部も逝ってますし、20万㌔も乗ると
そろそろ本体的に逝くものが増えるコイルもセットで交換

全てを装着して試運転、症状が改善されている事を確認し
お客様へ連絡して納車させて頂きましたが、
今回の様に長期の連休が絡むと、部品入庫が遅れて困りますね(^^;)

S様のZESTは、明日受検後
内外キレイにした後で納車させて頂きますので宜しくお願いいたします

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