お盆休み明け最初の仕事は・・・2012年08月19日 22時40分

日曜日ですが、長く休んでいた上に
昨日部品が入荷したためお仕事開始!

本日修理させて頂いたのはER34型のスカイライン
実は8月12日にオーバーヒートの修理依頼で預かった車ですが
部品が無くて、工場内保管になってしまっていた車です
オーバーヒートを起こした原因

エンジン内の冷却水を循環させる為のウォーターポンプを駆動する
オルタネーターのベルトが、ある理由で切れてしまった為に
ポンプが停止、ラジエターで冷やせなくなった冷却水が沸騰し
サブタンク側に噴き戻されたのですが、その理由は

普段あまり乗られていない車の為、各プーリーに錆が発生してた為
錆がサンドペーパーの様な役割を果たし、オルタネーターベルト内側を
少しずつ削り落としていき、結果的にベルトの切損に至ったようです

実際オルタネーターには、削り取られたベルトが
粉のように付着し、時々ギュー!っと言う音も発生していたとの事

見事に切れてしまったベルトですが、新品と比べてかなり薄い状態
異音が出た時点で連絡していただければ、切れる前に
何かしらの対処は出来たのですが・・・

チェックランプが点灯した為、すぐ車を止めたので
水は逆流してしまいましたけれど、オーバーヒートも軽度で
ベルトの交換をして冷却水を注入し、各部確認いたしましたが
ヘッドガスケットの抜けも無く、結果的には大事に至らず良かったです

この状態で、ECU(コンピューター)にメモリーされてしまった
故障コードを確認しますが、この時代の日産車は今のコネクターと違い
こんな形状をしているため、診断コネクタに対応したアダプタが無い・・・
そんな事で、基本に忠実にチェック端子を短絡してダイアグを確認します
イグニッションOFFで、以下の端子を短絡(コードやピンなどで接続)
2秒以上経過後短絡を解除、イグニッションONにすると
メーター内のチェックランプが点滅を始めますので、それを読み取ります

遅い点滅2回に、早い点滅8回でしたので コードは28
オーバーヒートのコードです、修理完了後同じく短絡⇒開放で
コードを消去して、作業完了でございます

これだけの修理でしたが、ベルトが入荷しなかった為
結果的に、長い間お借りしてしまい申し訳ありませんでした
今後は異音が出たらベルト確認いたしますので、すぐご来店ください
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