S2000のオイル漏れ修理と、WAKO'S RECS処理 ― 2012年02月24日 21時35分
オイル漏れが見つかった、平成11年式 ホンダS2000の修理です
ずっと丁寧にオイル交換してくれているK君、修理の過程で必然的に
カバー内部の汚れ具合も見えますので、早速取り外しを始めます
まずプラグカバーを外し、イグニッションコイルを取り外します
カム角センサーのコネクターや、ブローバイホースなどを外し
イグニッションコイルのコードなどを脇に寄せて、取り付けボルトを緩めます
一番大変だったのがこの取り付けボルトのベースパッキン
ヘッドカバーにくっ付いちゃって、下手にこじるとカバーの塗装が剥がれる為
細かくパッキン下に道具を滑らせながら、徐々に浮かせて外します。
VTECの心臓部も、とてもキレイに見ることが出来ました
良いオイルを使い適切な距離で、しっかりと定期的に交換する事が
結果エンジンを長持ちさせる事になるか分かって頂ける写真だと思います
ガスケットを外すカバー側、こちらもこびり付いた汚れはほぼ無しです
カバーから外したガスケットは、やはり硬くなってきていましたし
ヘッドとの接触面で潰されて平らになった部分は、戻る気配がありません
新品をはめた状態、ものすごい弾力で
分かっている事ですが古いモノと、ここまで違うかと思います
その後は逆の工程、ヘッドカバーを取り付けていきます
ホースや各コネクター、イグニッションコイル等を取り付けて完成です
漏れたオイルで汚れた部分を、エンジンクリーナーとスチーム洗浄器で流し
エンジンオイル漏れが無いかをしっかり確認して、本来は作業終了ですが
今回は同時に、WAKO'S RECSの施工処理を依頼頂きました(感謝)
早速点滴の準備、こちらのS2000の場合にはサージタンク真ん中の
ブローバイホースを外し、そこから200ccの洗浄液を注入していきます
エンジンは既に暖気状態ですので、点滴の速度を調整しつつ
全ての液剤が無くなるまで、暫くこの状態で放置でございますが
今回は速度が遅かったのか、1時間近くかかってしまいました(爆)
全ての液剤がなくなったら、一度エンジンを止めて"RECS"を外し
ブローバイホースを元に戻してエンジン始動、この後谷に溜まった液が
一気に吸い込まれ、プラグがかぶったりしないよう徐々に回転を上げ
安定して回るようになったら、白煙が消えるまで空ぶかしをして終了です
ヘッド部と同じく、エンジン吸気系統の汚れも少なかったのかも・・・
K君ありがとうございました
今後はまず20万キロオーバー目指して、又元気に走ってください

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